地産地消 part2

少し前、山形県は庄内にあるアルケッチャーノの奥田政行さんのお話を聞くチャンスがあった。
奥田さんは食を通じ常に新しい価値観をつくり続けているという印象だった。
話の中で日本から世界に対し誇りをもって送り出せる食材がとれる場所が3つあり、
一つは庄内、もう一つは熊本県、そしてもう一つは高知県だそうです。
最近、私は店で一緒に仕事をしてくれている人たちのお昼のご飯をつくっています。
できるだけ高知の食材を使っていろいろな料理に挑戦しています。
よくレシピに載っている食材は基本的に都会で生活している人向けに作られているので高知で食材を使う場合は単品で調理するか合わせても2つぐらいがいいそうです。(奥田さんいわく高知の野菜は個性が強いため)笑。
そして今回は高知県は安芸市にある茄子の生産者の所に華珍園さんと一緒に同行させていただきました。
こちらではエコ栽培をやっていて(農薬の代わりに天敵を使用する方法)体に優しい野菜作りをしています。
04年からは土佐鷹という新しい品種の茄子栽培をしていてこれがまたとても評判がいいそうで、高知の茄子出荷量は日本一だそうです。
今回の取材で一番気になったのが米茄子。
ヘタの色から形まですごくかわいい。
一般的に米茄子は硬くて扱いづらいという印象の方も多いかとおもいますが、米茄子は炒め物に抜群の相性で、実際に中華料理に使ってみると、茄子の形を綺麗に保ちながら中はとってもジューシーでとてもおいしかったです。

photography text by eiki